意味
①(本来はちがうが)~の感じが強い
②よく~する・~しやすい人
③~の感じが多い・~が多く入っている
接続
①③ 名詞 + っぽい
② ます形
例文
①彼はまだ14歳なのに、話し方が大人っぽい。
①大学生の部屋とは思えない。
子どもっぽい部屋だ。
②最近の母は忘れっぽい。忘れっぽくて困る。
②うちの母は怒りっぽい性格だ。
②うちの息子は飽きっぽい性格だ。
③頭が痛くて熱っぽいので帰らせていただきます。
③今日のカレーは水っぽくておいしくない。
③犯人は、黒っぽい服だったと思います。
注意点
☞①「本来は違うが~の感じが強い」は、よく使われることばとして
【男っぽい・女っぽい・子どもっぽい・大人っぽい・学生っぽい】
などを覚えておく(好ましくない例もあるが)
☞②「~しやすい人」は動詞のます形のみ
【怒りっぽい・忘れっぽい・飽きっぽい】を覚える
☞③「~の感じが多い・~が多く入っている」は近年若者言葉として
よく使われているが、よく使われてるものとして
【黒っぽい・うそっぽい・水っぽい・油っぽい】を押さえておく
☞+α:い形容詞の「安っぽい」もスペシャルとして提示
例)このワンピース、高かったのに着てみたら
安っぽい感じがする。
+α:練習用例文
・彼女はいろいろなことにすぐ興味を持つが、
飽きっぽい性格だ。
・最近の兄はイライラしていて怒りっぽい。
・彼はまだ中学生なのに、落ち着いていて
大人っぽい。
・犯人は黒っぽい帽子とを着ていたらしい。
・あまり掃除をしていないので、部屋がほこりっぽい。
・社会人なのにそんな安っぽい鞄を持っていたら
学生っぽいだろう。もっといいものを買いなさい。
類似文型
~気味(N3):少し~の感じがする
入れ替えOKなものもある。
例)最近、勉強が遅れ気味→勉強が遅れがち
最近、勉強をさぼり気味→最近さぼりがち
※入れ替え不可なものを[ことばとして]よく覚えておく
例)風邪気味
病気がち
熱っぽい
~がち(N3):~することが多い
「忘れる」はどちらの文法でも使われることば
例)最近、母は忘れっぽい。(物を忘れやすい人・性格)
急いで準備すると、大切なものを忘れがちだ。(忘れること・回数が多い)
※「っぽい」は「断言を避ける」口語として便利なため
「風邪っぽい」「病気っぽい」も日常生活で聞くことがあるかも