たった
☞少なさを強調する。
数量や時間が少なすぎて期待外れ・驚きの気持ちを表す。
元々は「ただ今」→「たった今」
「ただ一人」→「たった一人」だったが、
数量を表すことばや「これだけ」「数日・数分・数人」など
といっしょに使われる。
例)バスはたった今出たところだ。
その子はたった一人でこんな遠くまで来た。
「お母さん、お小遣いたったこれだけ?」
たった数秒で電車に乗り遅れてしまった。
100名受験して、合格できたのはたった(の)10名だ。
たった(の)10円では、バスにも乗れない。
※「たった」「たったの」の形がある
ほんの
☞「たった」と同様、数量の少なさを表すが
「ほんの少し」「ほんのわずか」「ほんの気持ち」
「ほんの子供」などことばで覚えたほうがよい。
例)ほんの少しの水をみんなで分け合った。
ほんの気持ちです。どうぞ。
「一寸光陰」とは、ほんの僅かな時間も無駄にしてはいけない
という意味だ。
※共に少ないことを表すが、基本入れ替えは不可
ただし「たった少しの間違い」や「たった少し前に帰った」など、
熟し切っていないことを表す表現もあるので要注意。