だから/それで/そこで

例文

            だから
年末は込むかもしれない。それで 早めに予約しておいた。
            そこで どれも理由を表す接続詞


だから

☞うしろは「事実・判断・命令・依頼・意志」などいろいろOK
 原因・理由を積極的に示す

)昨日は体調が悪かった。だから学校を休んだ。(事実)
  今日はお祭りがある。だから駅前は込んでいるだろう。(判断)
  時間がないんです。だから、早くしてください!(依頼)
  明日は試験だ。だから今日は早く寝よう。(意志)

それで

☞うしろに来るのは「事実」、判断や命令・依頼・意志は来ない。

)昨日は体調が悪かった。それで学校を休んだ
  今日はお祭りがある。それで、駅前は込んでいるだろう×
  時間がないんです。それで、早くしてください!×

+α

「だから・それで」は会話で 相手の話を受けて、使う場合もある

1)A:先生、すみません。昨日アルバイトで残業して…。
   B:だからそれで
   A:…宿題ができませんでした…。

2)A:今日お祭りがあるんだって。
   B:だからそれで人が多いのか。

3)A:遅れてごめん…。充電も切れて連絡できなくて…。
   B:信じられない。何時間待ったと思ってるの?この暑い中。
   A:だからごめんって!
   ※意見の食い違いでイライラしているときは「だから」
    相手の話を促す(1)やイライラを表す(3)は目上の人に使うと失礼

4)A:先生、受験料も払って、願書も昨日出してきました。
   B:そうですか、わかりました。
   A:それでちょっとお願いしたいことがあるんですが…。
   ※自分の話を切り出すときにも使われる



そこで

☞「~ということがあったので、~ということをした」
  うしろは「~した」、話し手がすでに選んだ行動が来る
)電車に乗り遅れてしまった。そこでタクシーで行くことにした。
  電話では告白できなかった。そこで手紙を書いて送った。


そのため(に)

☞「それで」と同様、うしろは事実のみ
 「~ために」と同様、理由・目的を表すのでどちらでも解釈できる場合がある
)私は来年留学します。そのために今アルバイトをしています。

タイトルとURLをコピーしました