やぶる
☞紙や布以外に、ドア、壁など厚みのあるものもOK
抽象的なもの、まとまった状態をだめにするときにも使える
「負かして」の意味でも使える
例)ドアを蹴破って中に入る。(蹴破いて×)
沈黙・静けさを破る。
法を破る。
約束を破る。
相手チームを破る。
☞「やぶれる」は「~が(…に)やぶれる」
例)夢破れる。
恋に破れる。
縁談・交渉・話し合いが破れる。
敵の作戦に破れる。
☞「やぶられる」は「やぶる」の受身形
例)国民の平和が戦争によって破られた。
記録はいつか破られるものだ。
※明確に勝敗の「負け」について表すとき、「敗れる」
例)プロがアマチュアに敗れる。
⇔アマチュアがプロを破る
B社との激しい市場競争に敗れる。
やぶく/やぶける
☞「破く+裂く」→「やぶく(破く)」
「破れる+裂ける」→「やぶける(破ける)」
※紙、布、テープ、ビニールなど薄くて柔らかいものに対して使う
例)古いカレンダーを破いて捨てる。
このズボンは丈夫なので、簡単には破けませんよ。
(+裂くの意味があるため、「破る」に比べて意志的行為のニュアンス)